

私たちの業務は、大きく分けて新築と再生の不動産開発を行う事業、そして実際の建物の施工を行う建設事業があります。新築ではゼロから建物を企画し、再生では既存の建物に新しい価値を加えることで、賃料アップや用途転換を実現します。そして建設部門が社内にあることで、企画・設計・施工まで一貫して進められる強みがあります。
新築事業では、土地の仕入れからスタートし、テナントビルや賃貸マンションなどの開発を企画します。立地や市場ニーズを調査したうえで、「どんな建物がこの場所にふさわしいか」を考え、用途や規模、設計の方向性などを検討。建築士や施工部門と連携しながら事業計画を立て、実際に完成までをコントロールしていく仕事です。
不動産会社やネットワークを通じて候補地の情報を入手、立地や環境を確認。
エリアの家賃相場や入居者ニーズ、競合物件の動向などを調査。
建設費、設計費、利回り、売却価格などを元に、事業計画書(収支計画)作成。
建物の種類や階数、設備などの仕様を検討し、建築の方向性を決定していく。
設計事務所や社内の建設部門と連携し、プランの調整や工期等を共有。
建築確認や開発許可などの行政対応を設計士や関係者と連携して進める。

再生事業では、空室の多い中古物件や使われなくなった建物を仕入れ、リノベーションや用途変更(コンバージョン)によって新たな価値を生み出します。現地の状況を見極め、建物のポテンシャルを引き出す企画を立案。入居者や買い手にとって「欲しい物件」へと再設計することで、エリアや物件全体の価値向上をめざします。
独自のネットワークから物件情報を入手し、建物の状態や周辺環境を確認。
既存の入居状況や家賃水準、コストなどを把握し、収益向上の可能性を検討。
間取りの変更や用途変更、共用部の整備、外観など、再生の方向性を企画。
建物にストーリーを持たせるコンセプトを設計し、デザインを検討。
賃料改定や退去交渉が必要な場合には、入居者と丁寧にコミュニケーション。
設計士や建築部門と連携し、改装工事の内容・予算・スケジュールを調整。

建設事業では、自社開発の新築マンションやテナントビルをはじめ、再生プロジェクトにおける改修工事など、幅広い建築現場を担当します。施工の品質・工程・安全を守りながら、図面上の計画を実際の「かたち」にしていく、ものづくりの要となる仕事です。
開発担当者や設計士と打ち合わせを行い、設計図等をもとに工事内容を整理。
協力会社や職人と連携し、必要な業者を選定。工程に合わせて段取りを組む。
工事が計画通りに進むようスケジュール管理。施工品質や安全対策をチェック。
工事に関する近隣対応や、必要な申請・報告業務なども行います。
施工途中や完成後の検査に立ち会い、設計通りに工事が行われているか確認。
材料の発注、現場写真の整理、施主・社内担当者への報告業務なども行います。
