
近藤建設工業のミッション
Harnessing the potential of each location to shape the foundation of society.
かつての時代の建物が、現代でその価値を失うことは少なくありません。その原因は建物の老朽化だけではなく、本質的には「その場=ロケーションに求められる役割が時代とともに変わったから」だと考えます。
不動産においてロケーションは極めて重要ですが、その潜在力と建物の価値がリンクして初めて「場の価値」を最大化することができます。そのためには、社会から求められる「場の役割」を見極める必要があります。
私たち近藤建設工業は単なる開発を超えて、未来に求められる社会の器を創造していくことを使命とし、不動産の開発・再生を行っています。
不動産事業を成立させるためには、当然のことながら投資額に対して十分な収入が見込めなければなりません。その数値的な採算性を確保するにはマーケティングや住環境の質、デザイン等の「付加価値」が不可欠です。
とりわけマンション開発においては従来、建ぺい率・容積率に対していかに戸数を最大化するかが考えられてきました。しかし現代は、人口減少や空き家の増加やSNS等の普及などの社会的な変化を迎え、住まいの「量」よりも「共有したくなる空間」が建物のブランド性を高める時代となっています。
私たちは、戸数などの数値的な面は当然必要なこととしながらも、デザイン性や環境との調和など、数値では表せない創造性も重要だと考えています。
Balancing data and creativity to design added value

様々な不動産事業で得た情報ネットワークとノウハウを活かし、投資価値のある不動産開発を行う。

空き家問題、時代の変化による「場」の役割変化に対応し、社会の器を現代に合わせて再生する。

発想とデザインを通じ、人と建物、建物と社会、建物と自然環境の境界線を溶かし、共鳴し合う関係性をつくる。

日本では長らく、空き家に対する明確な規制や活用の仕組みが整備されてこなかったため、全国的に空き家が増加し、深刻な社会問題となっています。人口減少や高齢化も相まって、地方都市や郊外だけでなく都市部においても、利用されない建物が点在しています。この状況において、単に新築物件を供給し続けるとすれば、社会全体のストックバランスをさらに悪化させてしまうことになります。これからの時代に求められるのは、「つくる」から「活かす」、再生の視点が大切です。
空き家を“問題”として放置するのではなく、“可能性”として捉え、クリエイティブな再生によって新たな価値を与えていく。循環型不動産会社への転換を進めることが、私たちの使命であり、社会的責任であると考えています。
From “build and destroy” to regeneration. Turning waste into value.
私たち近藤建設工業が所属する「KSグループ」では、グループミッションとして「場のクリエイティブ再生」を掲げています。
単に建物のデザインを新しくするといった狭義の意味にとどまらず、人々が暮らし、集う「場」を再生するという観点に広げること。そしてこの土地に必要なものは何か、今の社会に必要なものは何かを見据え、「まちの機能を再生し続ける」という思いが込められています。建設・建築だけでなく、建物を維持する管理業務も、まちの機能の再生をするための重要な使命です。そしてこれらすべての行動が、自然環境に配慮した行動でなければなりません。
私たちはこのグループミッションに基づき、まちを形成する様々な器を創造し、地球と共に生きる会社であり続けたいと考えています。